インターネットを使っていると、「ホームページ」という言葉をよく耳にしますよね。でも、実際に「ホームページ」って何を指しているのか、少し曖昧に感じることはありませんか?
実際、弊社でも、新規のお客様から「ホームページ」って何?「ページって何のこと?」と聞かれることがあります。
今回は、ホームページの定義や、それに関連する「ウェブ」「ページ」「ウェブサイト」、「コーポレートサイト」「LP」「ECサイト」などの違いについて詳しく解説していきます。
ウェブ・ページ・ウェブサイトとは?
ホームページとは何かを説明する前に、まず「ウェブ」「ページ」「ウェブサイト」について説明させていただきます。
1.
ウェブ(web)とは?
ウェブ(Web)とは、インターネット上でさまざまな情報(テキストや画像、動画など)を閲覧できるようにするシステムのことです。World Wide Web(ワールドワイドウェブ)の略で、「世界規模のくもの巣」を意味します。
本に例えると、「出版業界」や「本屋」「図書館」のようなもの。全体の仕組みやインフラを指し、さまざまな本(Webページ)が集まる場所です。
2.
ページ(ウェブページ)とは?
ページ(ウェブページ)とは、インターネット上に存在する「情報のページ」のことです。
ブラウザ(Google Chrome、Safariなど)で見ることができる、テキスト、画像、動画などが載ったページのことを指します。(会社概要ページ、記事ページ、商品ページ、プロフィールページなど)。
現在ご覧いただいているこの記事もまさにページ(ウェブページ)です。
本に例えると、本の「1章」や「1ページ」。具体的な情報が載っている部分です。例えば、旅行ガイド本の中で「東京の観光地」に関するページが1つのウェブページにあたります。
3.
ウェブサイト(Webサイト)とは?
インターネット上にある複数のページ(ウェブページ)の集合体ことです。各ページにはテキストや画像、動画などの情報があり、リンクを使って訪問者が各ページ間を移動することができます。
本に例えると、本の「一冊」。例えば、「料理本」や「旅行ガイド本」など、特定のテーマや目的を持った本がウェブサイトにあたります。その本(ウェブサイト)には複数の「章(ページ)」があります。
ウェブ:インターネット上にある、情報をやり取りするための仕組みや技術
ページ:ウェブ上に表示される1つ1つの情報ページ
ウェブサイト:複数のページが集まって作られた集合体
ホームページとは?
実は「ホームページ」の定義はあいまいでいくつかの意味を持っています。以下では代表的な意味を紹介します。
1.
ブラウザの最初のページ
「ブラウザ」をクリックした時、最初に開くページのことです。検索バーが表示されているページが一般的かと思います。
※ブラウザの設定でホームページを変更している場合はそちらが開きます
※スマートフォンの場合タブが開いたままですと、最後に開いたページが表示されます。
ブラウザについて知りたい方は下記ページをご覧ください。
2.
トップページ
「ウェブサイト」の最初のページ、またはそのサイトの顔となるページを指します。つまりトップページと同じ意味の言葉です。
3.
ウェブサイト全体
インターネット上で公開されている1つ以上のウェブページの集合体のことを指します。
例えば、現在ご覧いただいている弊社のサイトですが、「トップページ」「制作の流れ」「料金・プラン」「会社概要」「お問い合わせ」「プライバシーポリシー 」「制作実績(投稿ページ)」で構成されていますが、これらすべてのページをまとめてウェブサイトといいます。
従来は1や2の意味で使用していましたが、現在は「ウェブサイト」=「ホームページ」の意味で使用しても間違えではありません。むしろそちらの方が多いぐらいです。
コーポレートサイト・LP・ECサイトとは?
ホームページ(ウェブサイト)を作る目的には、情報提供、販売、ブランディング、コミュニケーション、集客などいくつかあると思います。目的に応じて構成や特徴が異なりますので、いくつか紹介させていただきます
1.
コーポレートサイト
コーポレートサイト(企業サイト)は、企業や団体の「顔」となるサイトです。会社の概要、サービスや製品情報、会社のニュース、採用情報などが掲載されています。主に企業のブランディングや信頼感を高めるために使われます。
2.
LP(ランディングページ)
ランディングページ(LP)は、特定の目的を持った1枚のページです。通常は、商品の購入やサービスの申し込み、イベントの参加登録などを促すことを目的としています。シンプルで強い訴求力があり、訪問者に「今すぐアクションを起こさせる」ことを目指しています。
3.
ECサイト
ECサイトは、商品を販売することを目的としたサイトです。商品を購入できる機能があり、商品情報、価格、在庫、カート機能、決済機能などが組み込まれています。商品を購入したり、注文したりできる仕組みが整ってるサイトです。
そのほかに
- 特定の商品やサービスを紹介する「サービスサイト」
- 求職者に向けて情報を発信する「採用サイト」
- 企業や製品、サービスのブランドイメージを強化することを目的とした「ブランドサイト」
などがあります。ターゲットや目的に応じて必要なサイトが異なるので、ホームページ(ウェブサイト)を作ろうと思った時には、一番最初に何のために作るのかを考えましょう。
まとめ
「ホームページ」という言葉は、日常的に使われながらも、その意味は人によって異なることがあります。今回ご紹介したように、ウェブはインターネット上の情報共有の仕組み、ページはその中の1つ1つの情報単位、ウェブサイトは複数のページが集まった情報のまとまり、ホームページは、場合によって「トップページ」「ブラウザの初期画面」「ウェブサイト全体」を指す言葉、として使われています。
また、目的別にウェブサイトは、コーポレートサイト・ランディングページ(LP)・ECサイトなどに分類され、それぞれ役割や設計が異なります。
ホームページを制作・リニューアルする際には、まず「何のために作るのか」という目的を明確にすることが成功のカギになります。目的が明確であればあるほど、必要な構成やコンテンツも自然と見えてきます。
ぜひこの機会に、「ホームページ」という言葉の意味や目的を改めて見直してみてください。ご不明な点や「自社に最適なサイトが分からない」といったお悩みがあれば、ぜひお気軽にご相談ください。